移住者インタビュー

【特別編】

【特別編】白河市移住コーディネーター青砥和希の白河まちなかガイド

白河市移住コーディネーター 青砥和希

 こんにちは!白河市移住コーディネーターの青砥と申します。普段は、白河市の本町(もとまち)というところにあるカフェ「EMANON」の代表をしています。

 2015年にそれまで住んでいた東京都世田谷区から、現在の白河市に移住しました。それから現在まで、白河市の中心市街地を拠点に、高校生の地域活動を支援したり、白河市のまちづくりを応援したりしています。

地域の皆さんと一緒にオンライン配信イベントに協力

 私が代表をしている高校生びいきの古民家カフェ『コミュニティ・カフェ EMANON』やJR白河駅前徒歩1分の『ゲストハウスブラン』は、そのいずれも、人と人とをつなぐ場所でありたいと考えています。人がつながる場面、それは、互いに何かを与え合う関係性が生まれる瞬間のこと。

 「これまで地方に一度も住んだことがない。滞在してみたい!」
 ⇄「大学のないまちなので、若者が来てくれるなら、力を貸してほしい」

 「フリーランスとして起業してみたい!」
 ⇄「地域にはデザインやベビーシッター分野の競合がほとんどいない。ぜひ事業化を目指してほしい」

 「地域らしい仕事や、伝統を続ける力になりたい!」
 ⇄「東京にいながら、地域企業に関わる副業のかたちを考えよう!」

 などなど。互いの「やってみたい!」や「困った!」がつながる瞬間が生まれるように、施設やイベントを運営するのが、わたしの(そしてこれはチームで取り組んでいるので”わたしたち”の)役割です。
 そんなわたしが、東京から福島にUターン移住して以来住んでいるのが、JR白河駅を中心に広がる、白河市の中心市街地エリア。

出典:地理院地図(国土地理院)白河駅から市役所訪問に向けてまっすぐ南下する通りが「小峰通り」。天神町から本町方面に東西に走る国道が「旧奥州街道」(国道294号線)。

 郊外型のショッピングセンターなど便利な商業施設が集積する新幹線停車駅であるJR新白河駅とは対照的に、こちらのJR白河駅エリアは、昔ながらの商店街や、図書館や市民ホールといった公共施設が集積する”まちなか”エリア。白河らしい景色と、白河ならではの価値が生まれる地域です。
 この中心市街地で、普段私がどんな暮らしをしているのか? 白河に関わってみたい、というあなたに移住コーディネーター青砥と白河のことを知ってもらうために、白河のまちなかガイドをしてみます!

とりあえず、JR白河駅。徒歩3分の白河小峰城

 とりあえず、のJR白河駅。こちらは東北新幹線の停車駅であるJR新白河から、東北本線で北に1駅。免許がなくても、とにかく乗り換え案内で自宅から白河駅と入力すれば辿り着けます。安心ですね。
 ただ、Suicaなどの交通系ICカードが使えないので、Suicaで入場してしまっている場合には現金精算が必要になってしまうので注意です。

冬のJR白河駅。三角屋根が特徴。

 
 JR白河駅のホームからは北側を望むと見えるのが、白河小峰城です。

秋の白河小峰城をホームから望む。

 駅から降りて徒歩5分ほどで、白河小峰城に到着します。公園として使われている広場や、史跡の三重櫓、展示施設の小峰城歴史館などが揃っています。春夏秋冬の景色を見せてくれるので、休日の憩いの場所や、朝晩の散歩コースになっています。

春はさくらが咲き誇ります。

朝はパン、高校生がダッシュ争奪する山田パンへ

 お城山(小峰城のある公園のことをこう呼ぶ人もいます)を散策したら、ブランチタイム。ということで駅から歩いて5分ほど、本町方面に向かいます。

 「山田パン」は白河市民であれば知らない人はいない!パン屋さんで、市内の高校やスーパーでも卸売されています。以前、高校生と一緒に取材に伺ったことがあるのですが、取材した高校生曰く、昼休みのチャイムがなるとダッシュで購買に走って(廊下は走ってはいけません)手に入れるそうです。すごい。

 おどろくのが商品開発力で、わたしが直接お店に行くたび(週1から月1まで時期によってまちまちだけども)なにかしら新しいフレーバーやパンが出ている気がする。去年流行ったマリトッツォもすぐ売っていた。

 人気No.1のあんばたーをGET。山田パンは店内にイートインスペースはないので、近くのカフェに行く。

なにかに出会える、コミュニティ・カフェ EMANON

 山田パンから徒歩1分ほど、本町9番地にあるのが、わたしが代表を務めているコミュニティ・カフェ EMANONです。築90年の古民家を改築して、誰でも使える古民家カフェにしているところです。ここで早速あんばたーを食べちゃいます。オーダーいただければ、ここは持ち込みOKのカフェです。ぜひ白河のまちなかにある和菓子や駄菓子を持ち込んでコーヒーと合わせてみてくださいね。

 わたしはここのオーナーなので、自分でコーヒーを淹れます(笑)

 コーヒーをいれるカップは、白河市内でつくられている大堀相馬焼・いかりや窯さんに製作いただいたものです。

 美味しそうなので自分で飲みます。

 カフェは、打ち合わせができたり

 読書ができたりもします。

いつもの、を頼みに茶釜本店で白河ラーメン

 白河市やその近隣の西郷村では、100を超えるお店でラーメンを食べることができます。「白河ラーメン」と呼ばれる、醤油と鶏ガラをベースにした中太縮れ麺。カフェ EMANONから徒歩2分くらいの位置にある「茶釜本店」は、昔ながらの白河ラーメンを味わえるお店のひとつ。

 白河にはじめてきた人には必ず白河ラーメンをおすすめしたい!ので、青砥も誰かが遊びにきたり、相談に来てもらうたびにラーメンを食べに行きます。あまりに食べすぎるので、こなれた感じが出てしまいます。

 いつも頼んでしまうのは、チャーシュー麺。茶釜本店のチャーシューはあっさり系で、ぱくぱく食べれてしまいます。

 いただきます。

 完食です。

おみやげ日本酒は、君島さんに聞こう

 白河には、中心市街地にふたつの酒蔵、東地区にもうひとつの酒蔵があります。スーパーやお土産屋さんでも購入できますし、市内に点在する酒屋さんでも購入することができます。

 天神町にある君島商店さんは、そんな酒屋さんのひとつ。せっかく白河に来たのだから、地酒というものを買ってみたいけど、正直日本酒の違いとかよくわからない、そんなあなたにおすすめの酒屋さんです。

 店内ところ狭しと並んだ一升瓶は、さあどんな日本酒に出会えるのかな?とワクワクします。まったく日本酒を選んだことがなくても大丈夫。君島さんが相談にのってくれます。

 白河だけではなく、会津や浜通りなど、福島県内の酒蔵のお酒も揃っています。もし君島さんがご不在でも、お酒へのリスペクトが書き込まれた手書きのタグを読んでいけば、きっと琴線に触れる言葉に出会えるはず。

 白河の3つの酒蔵が仕込んでいる「千駒」「陣屋」「登龍」ももちろん購入できますよ。

 ひとっぷろは、きつねうち温泉に足を伸ばして

 ここまでは中心市街地ガイドでしたが、せっかく白河に来たら温泉も紹介したい!ということで、中心部から車で約20分のきつねうち温泉もご紹介します。

 残念ながら湯船の写真はなかなか撮れないので、公式サイトなどでその様子を見て欲しいのですが、こんこんと湧き出す豊富な湯量で、露天風呂あり、サウナあり、冷え冷えの地下水水風呂ありの清潔感あふれる公共の温泉です。コスパが◎ なのです。

 風呂上がりはもちろんコーヒー牛乳も楽しめますし

 白河市地域おこし協力隊の久野さんが運営する「温室」で、ゆったりすることもできるのです。

チェックインを済ませたら、バーテンダーさんに会いに

 ふたたび白河駅前エリアに戻り、宿泊先にチェックイン。
 早速お店にいって、今日1日を締めたいと思います。

 ジャック・アンド・ベティは、ゲストハウスから歩いて3分ほど。夜までやっているバーのひとつです。

 バーテンダーさんは、初心者にも優しくおすすめのカクテルを教えてくれます。ジャックではじめて、カクテルを飲んだ!という若い学生さんもいます。

 目の前で見せてくれるシェイクは、かっこいいだけではなく迫力や美しさももあります。

 さまざまな工程を楽しむのもお店の魅力の一つ。数えきれないほどのカクテルのメニューから、ぜひおすすめを見つけてみてほしいです。

 フィッシュ・アンド・チップスをつまみながら

 シメの名物ナポリタンを食べれば、お腹も満足です。

 そういう感じで暮らしています

 この中心市街地で、普段私がどんな暮らしをしているのか?
 青砥は主に、まちなかで美味しいものを食べ、お酒を飲み、温泉に入りなかが暮らしています!
 というのが、移住コーディネーターの自己紹介になってしまいましたが、私が運営するカフェやゲストハウスだけではなく、酒屋さんや温泉、バーにお城…まちのいろいろな場面で出会える人たちの魅力を、移住を希望するあなたにお伝えするのが私の仕事。白河での暮らしや、ワーケーションに興味を持ったら、ぜひお気軽にお問合せください。

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