移住者インタビュー

INTERVIEW 移住者インタビュー13

白河移住の心強い味方「おひさまひろば」の物語

小磯 厚子さん、志賀浦 沙樹さん

移住時期:結婚を機に、白河に移住
職業:(小磯さん)おひさまひろば運営 (志賀浦さん)専業主婦
出身:(小磯さん)東京都 (志賀浦さん)宮城県
住まい:白河市内

お二人の関係について

 今回お話を伺ったのは、0歳〜3歳を対象とした、白河市の親子で遊べるスペース「おひさまひろば」スタッフの小磯さんと、おひさまひろばの元利用者である志賀浦さんのお二人です。

まず、お二人の自己紹介をお願いします

(小磯さん)
 17年前におひさまひろばを立ち上げました。私自身は東京出身で約25年前、結婚をきっかけに夫の出身地である白河に引っ越してきました。

(志賀浦さん)
 宮城県石巻市出身で、白河に来る前は栃木県宇都宮市に住んでいたのですが、夫の転職をきっかけに2015年に白河へ移住してきました。夫の出身は北海道なので、夫婦どちらも白河には馴染みがありませんでした。10歳と6歳の男の子がいます。

小磯さん(左)と、志賀浦さん(右)

小磯さんが運営されている、おひさまひろばについて詳しく教えてください

(小磯さん)
 親子で遊べるスペースの中で、親子同士での交流や、子育ての相談ができます。ひろばには保育士や、子育て研修会で学んだサポーターがいて、お誕生会や季節のイベント、親子向けのセミナーなども行っています。もともと週3回の運営から始まり、今は毎週月曜〜土曜まで週6回オープンしています。
 ひろばの特徴は「多様性」です。スタッフは常勤ではなく、いろいろなタイプのメンバーが交代で勤務しています。というのも、利用者さんにも様々なタイプの方がいらっしゃいますよね。性格も、お住まいの地域も出身も、お子さんの有無も。それぞれの場面に応じて、同じような境遇を持ったスタッフが利用者さんの気持ちを理解しながら、相談にのれる体制を整えています。まちなか以外にも、大信地区と東地区でも、ひろばを運営しています。

おひさまひろばの「ひろば」とは、具体的にどのような場所のことをいうのでしょうか?

(小磯さん)
 「ひろば」の定義として、4つあります。まず1つ目が、子育てをする親子の交流の場の「提供」と「促進」。2つ目は、子育てに関する相談援助の実施。3つ目は、地域の子育て関連情報の提供。そして最後に、子育ておよび子育て支援に関する講習などの実施。この4つをやって初めて、「ひろば」と言えるんです。
 おひさまひろばの相談援助は専門家ではなく「ピアサポート(※)」がメインです。たとえば、ある親子さんが「子どもが離乳食を全然食べない」という悩みを持っていたら、「○○さんちはどうだった」や、「△△さんのところはこういう方法でやったらうまくいったらしいですよ」など、私たちが教えるというより、いろんな家庭の事例をシェアしながら繋げていくんです。

※同じ経験や状況を共有する人たちが互いに支えあうこと

おひさまひろばの情報掲示板

そもそも、小磯さんが、おひさまひろばを作ったきっかけはなんですか?

(小磯さん)
 私が子育てをしていた時代は「公園デビュー」というのがあったんですよ。公園デビューとは、幼い子どもを初めて公園で遊ばせることを言います。私が白河市に引っ越してきたときは、公園で子どもをちょっと遊ばせているうちに、そこにいる親子さんたちが新人の私に声をかけに来てくれたんです。それによって、私は着々と友だちを作ることができました。
 ちょうどそのときに「白河子ども劇場」という運動体のメンバーにもなり、サークル活動や子育て支援、舞台観劇もするように。すっかり白河に根付きました。未だにそのときに公園デビューで仲良くなったママたちとも仲良しです。
 だから私みたいにホームから離れた場所で「アウェイ育児」をしている親御さんを、誰か1人でも友人ができるような環境を作れたらいいなと思って、おひさまひろばをやっています。

志賀浦さんは、白河に移住された9年前、おひさまひろばに通われていたんですよね

(志賀浦さん)
 私が白河に移住したのは、上の子どもが2歳になる前のことでした。白河には誰も知り合いがいなかったので、ネットで調べて、おひさまひろばを見つけたんです。
 家にこもっていると気が滅入ってしまうので、よくお昼ご飯を持って週3回ほど通っていました。常に5〜6人ほどの親子さんが来ていたので、子どもたちも一緒に走り回って遊んでいて、楽しそうでした。
 当時のスタッフさんが、気が合う親子さんと繋げてくれたことが当時の私にとってはありがたかったです。堅苦しい感じではなく、日常会話の中でちょっとした相談や悩みを吐き出せる場でしたね。以前住んでいたところも、こうした広場に行ったことはありましたが、きちんとスタッフさんがいて、親同士を繋げてくれる、という環境はあまりありませんでした。

(小磯さん)
 まさに、おひさまひろばでスタッフが大事にしているのは「傾聴」です。利用者さんの話をたくさん聞かせていただき、「この人とこの人を繋げそうだな」と思ったら繋ぐ。ママたちの仲間作りを応援するのが、私たちの仕事の一つなんです。

おひさまひろば利用者の出身地はさまざま

志賀浦さんは、おひさまひろばでどんなイベントに参加していましたか?

(志賀浦さん)
 おひさまひろばの遠足では、那須どうぶつ王国に行ったり、プールに入ったりしました。あとは、サポートスタッフとしても「電車でGO」というイベントに参加しました。この辺は子どもが電車などの公共交通機関に乗る機会があまりないので、電車で矢吹に行くという企画です。

(小磯さん)
 こうしたイベントは、月に一回、親子や子ども向け・大人向けのイベントもやっています。ママ向けにクリスマスリース作りや、パパセミナーなどもやっていますよ。

お二人とも、白河での生活はどうですか?また、志賀浦さんは最近、白河に定住を決めたと伺いました。その理由はなんでしたか?

(志賀浦さん)
 白河は、新幹線が停まるので出かけやすいです。都会すぎると疲れてしまうので、程よく都心部にも出やすく、不便なこともない白河に定住を決めました。
 また、ほどほどの自然もありますし、小峰城や南湖公園などで桜や紅葉が見れて、日常の中で季節を感じられるところも好きです。桜の時期にはお花見をしたり、芝生で遊んだりしています。
 移住前、実は白河のことは知らなかったのですが、車さえあれば出かけやすく、住みやすい場所だと思います。今日は家族でスポーツフェスティバルに行ってきました。欲を言えば、子どもたちが遊べる公園がもっとあるといいなと思います。

(小磯さん)
 適度に生活しやすいのが白河なのかもしれないです。白河は、欲しい機能が全て手の届くところにあるのが便利なところです。気候も過ごしやすく、雪もそんなに降らないですしね。福島県内で移住を勧めるとしたら、私は白河かもしれないです。

最後に、子育て世代で白河に移住を考えている方に向けて、メッセージをお願いします

(小磯さん)
 とりあえず、おひさまひろばに立ち寄ってみてほしいです。おひさまひろばの対象は、簡単に言えば「どなたでも」なんです。ただ、対象を広くしすぎると、その中に自分が入っているかわからない場合があります。本当はどなたでもと言いたいんですが、ここではあえて、「0歳児さんなど小さいお子さんがいる方や、妊婦さんなど、これからママになる方」と言いたいです。大体の方は「もっと早く来ればよかった」とおっしゃるので、まずは来てみてほしいですね。

(志賀浦さん)
 そうですね。おひさまひろばには、白河の情報が集まっているので、一度来てみることをお勧めします。たとえば、白河には小児科や歯医者など、病院も多いし、幼稚園も多いです。でも、どこに行ったらいいかはやっぱり悩みます。そういう時も、おひさまひろばの存在はとてもありがたかったです。ここに来るだけで人との関わりを広げることができるので、その後の子育てもしやすくなるのではないでしょうか。

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